市販の洗顔料を使用すると「肌に何か残っている感じがしてかゆくなる」か「逆に油分が落ちすぎてカッピカピに乾燥する」ということが続いたので、石鹸を自分で作りはじめて15年ほどがたちました。
すべての人に石鹸が合っているとも限りませんが、私の場合はこれで肌が落ち着きました。少なくとも洗顔で顔が赤くなるようなことはありません。
とはいえ、石鹸を手作りするのは意外と手間がかかります。
けれどその手間をかけてもなお、作ろうと思える理由があるのです。
- 何が入っているか自分でわかっていること
- 自分好みにカスタマイズ出来ること
- 市販の石鹸では味わえない肌の落ち着きと安心感があること
- 一つの趣味として楽しみながらお肌に優しいこと
夏はメントールを入れてさっぱりと仕上げたり、冬の乾燥にはハチミツをくわえてしっとりと。また、穏やかなピーリングとしてオートミールを粉砕して混ぜ込んだり、好みの香りを精油でくわえることも出来ます。
とはいえ、時間がかかるのも事実です。まずオイルと苛性ソーダを計ってかき混ぜ、型に入れるまでに最低2~3時間。型に入れて保温しながら約一日。ある程度固まって型出しが出来たら切り出し、乾燥に約一か月。
時間がゆっくり取れる時でないと、さあ作ろう!とさえなかなか思えないのですが、オイルの選定から始まって、どんな形にするか、香りはどうしようか。。。なんて考え始めると石鹸のために時間を作ろうと思えるのです(*^^*) オイルによって効能が異なるので、一つ一つのオイルの良さを調べるのも楽しいのですよ。
今回はオリーブオイルとココナツオイル・パームオイルを使用した基本的なもので、硬さも泡立ちも申し分なく使いやすいオイルを選んでみました。下の写真は型入れした状態のものです。
これがこうなります!⇓
白いスクエアのものは追加では何も入れていないプレーンのもの。ピンクの肉球はレモングラスの香り付き。ブルーの肉球には夏用にメントールを入れました。
最近は洗顔料やお化粧品もオーガニックのものなどがたくさん販売されているので、わざわざ自分で作らなくても。。。とも思うのですが、やっぱり市販のものにはオーガニックといえど肌に厳しい材料も入っていたりします。
それでも問題ない方もたくさんいらっしゃるのでしょうが、何を試してもお肌が元気になれないという人は原材料から気を付けたほうが良いのかもしれません。
何が自分の肌に合うのかを見つけるのはとても根気がいる作業ですが、お肌が疲れてしまったときには一度手作りのものを使ってみるという方法を思い出していただけたらいいなと思っています。
コメント