災害時の備えは出来ていますか。もう一度見直してみませんか。
近頃全国的に地震が頻発していますね。
考えたくはないけれど、いつ自分の住む地域に大地震が来てもおかしくはありません。
非常持ち出し袋などは用意している人も多いでしょう。
水・非常食以外にも準備しておくと安心なもの、また、見落としがち・忘れがちなことをこの機会に見直してみませんか。
- 非常持ち出し袋には水・非常食以外にも懐中電灯・笛・軍手・靴下・下着・タオル・マスク・除菌シート等を入れておく
- ご家族がいる方は、災害発生時に離れた場所にいた場合の連絡手段や避難先を話し合っておく
- 家の中で倒れる可能性のある家具は補助器具等を使って固定する
これらは基本的で大切なことですが、過去の経験を踏まえ、上記以外にも「これはしておいた方がいい!今だからこそしておくべき」という備えを5つ紹介します。
①洗濯機の蛇口は使用時以外閉める癖をつける
普段から気を付けておくこととして、これは重要です。なぜなら、災害時に地震の揺れ等によってホースが外れた場合など、蛇口を閉めておかないと床が水浸しになる可能性が高まるからです。
不幸にも家が倒壊してしまった場合はどうにもならないかもしれませんが、清掃・修復してまだ住み続けられる場合、水浸しになっているかどうかで回復の大変さが変わってきます。
マンションなど集合住宅の場合であればなおさら、階下の家にまで被害が及びかねません。普段から万が一に備えて蛇口を閉める癖をつけておくと安心ですね。
以前は私も洗濯機の水道は開けっ放しにしてありましたが、震災を機に面倒でも使用後は蛇口を閉めるようにしています。
②脚立の収納場所はブレーカー近辺に
あなたの家のブレーカーは背を伸ばせば届く位置にありますか?私の家のブレーカーは脚立がないと手が届きません。
もしも災害で避難する場合、漏電は火災を招きかねないので出来ることならばブレーカーは落としていきたいです。
もちろん津波等一刻を争う場合は避難を優先させるべきですが、例えば台風や川の氾濫を見越して早めの避難をする場合などはブレーカーを落として行けると安心ですよね。
普段から脚立の収納場所をブレーカーの近くにしておくことで、その時になって慌てずにすみます。
③車のガソリンは早めに補給しておく
災害があると道路にも被害が及ぶため、物流が滞ります。その中には当然ながらガソリンも含まれ、震災の時はスタンドにさえガソリンが不足する事態となりました。また、ガソリンを求めてスタンドに長い車の列が出来ていたのが忘れられません。
万が一災害が起きた時、車に少量のガソリンしかなかったら。。。
混雑するであろう避難路で、避難先に着けるかもわからず、運良く避難先に着けても暖房・冷房を使用することも出来ず身動きも取れません。
そんなことを回避したいという思いから、ガソリンは早めに補給しておくようにしています。
最近は電気自動車も出てきていますが、電気も同様に日常的に余裕をもって補給しておくことは災害の備えとして大事だと思います。
④ペットがいる方はペット用の避難用品も準備しておく
ペットも家族の一員ですから、一緒に避難したいですよね。
以前は我が家にも2匹の犬がおりましたが、その当時は人間用の避難袋のほかに犬用のペットフードとペットシーツも用意してありました。リードも普段使用しているものを取りに行っている時間があるかわからないので、避難時用のものを購入して非難袋に入れておきました。
そして、避難所に動物が苦手な方がいた場合を考えると、簡易でも良いのでテントがあると安心です。車の中で過ごすことも一案ですが、人間も一緒に過ごすことになると思うのでキャンピングカーでもない限り長時間過ごすのは地味にストレスです。
アレルギーやぜんそくの方もいることを忘れずに、お互いが避難先で少しでもストレスフリーになれるよう準備はしておいて損はありません。
⑤枕元に運動靴を置いておく
地震の時などは家の中もモノが散乱してしまいます。寝ているときに地震が起きてしまった場合、外に逃げるにも様々なモノが散乱した家の中を歩かなければなりません。
災害時、窓ガラスや陶器のものが割れることも多く、足の裏をけがした人がたくさんいたそうです。足の裏のけがはその後の避難にも影響します。痛くて歩けないなんてことになったら、それこそ逃げ遅れてしまいますから。
そんなことを防ぐために、日常的に布団の近くに運動靴をしまっておくと安心です。避難のための靴なので多少古くたって構いません。歩きやすい運動靴タイプのものなら、捨てる前に枕元に置いておきませんか。
キャンプ用品は災害時にも役立つ
その他にも災害の備えとして出来ることは挙げればきりがありませんが、いざという時に助かるかもしれないことはしておきたいですよね。
- オール電化住宅ではカセットコンロを用意しておく
- 常備薬がある人は普段から保険証やお薬手帳と一緒にケースや袋に入れてすぐに持ち出せるようにしておく
- 生理用品を多めに非常持ち出し袋に入れておくと下着を替える回数が減らせる
などなど。
色々ありますが、近年のキャンプブームは災害時の備えとしてもとても良い趣味ですね。
テントや寝袋、バーナーやランプ等、とても心強い装備ですし,欲を言えば簡易的なものでも良いのでバッテリーを備えておけると安心です。
お子さんがいらっしゃる方なら普段からキャンプを楽しんでおけば、それが自然と災害時のシミュレーションにもなるでしょう。
日本に住んでいる以上、災害は身近なものととらえて、いざという時に少しでも被害が少なく済むように準備しておきたいものでね。
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