時間を味方につける投資方法「ドルコスト平均法」を知っていますか。

お金のこと

投資は怖いもの?

「投資」というと怖い・危ないといったイメージをもっていませんか。暴落がいつ来るかわからないし、損をするかもしれません。それは確かに投資をするうえで忘れてはならないリスクです。

思い切って購入した金融商品が少しでも値下がりするとショックですよね。

実際のところ、この先上がるか下がるかは確かなことは誰にもわかりません。様々な分析をしてみても、結局予想でしかないのです。

そう考えると「この金額ならば買いだ!」と思って購入したとしても、それに対するリスクヘッジをしようと思うと

  • 数種類の方向性が違う商品を購入し、分散投資する
  • 購入価格より下がったら追加購入して平均値を下げる

など、それなりに資金力が必要となります。

けれど投資は少しずつ長期間にわたって行うことで、リスクを減らすことは可能です。ドルコスト平均法という投資方法を聞いたことはありませんか。

ドルコスト平均法という投資方法

これは変動する商品を定期的に一定額購入し続ける投資法です。

投資金額を一定にすることで高値の時は口数が減り、値が下がっている時は口数が多くなります。そのようにして長期間にわたり投資し続けることで平均購入単価が低く抑えられるため、利益をとれる確率が上がります。

下記は毎月20,000円を投資信託で積み立てた場合の一例です。投資信託の価格が変わると購入する口数が変動するため、平均価格が抑えられているのがわかりますね。

ではその期間とはどのくらいか。それは15~20年が望ましいと言われています。最低でも10年は運用する必要があると考えておいた方が良いでしょう。

好景気でどんどん利益が出るときもあれば、リーマンショックのような世界的な恐慌が来ることもありえます。そういった起伏を飲み込んで利益を出そうとするならば、やはりそれなりの期間は必要になりますね。

ドルコスト平均法 = 積立てNISA・iDeCo

さて、「定期的に一定額を購入し続ける投資方法」をしたいと考えた時、日本にはそれにぴったりとあてはまる制度があります。

積立てNISAiDeCoです!しかもこれらの投資は本来利益にかかる税金が非課税になることに加え、iDeCoは控除されるので節税にもなるのです。

それぞれのメリット・デメリットをよく理解する必要はありますが、一度設定をしてしまえば、毎月決まった額を自動で購入することが出来るうえ、カード払いにするなど支払方法を工夫することでポイントをためることも可能です。

来年からは新NISAが始まります。今のうちに証券口座を開設して準備を進めてみませんか。

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